2002年 邦題 “シティ・オブ・ゴッド”
昨夜、夜更しをしてテレビを見ていたら “Cidade de Deus” なる映画がブラジル産だということで、すかさずチェック。後半の一時間しか見れなかったけど、これは面白ぇと思い、そのうちレンタルで見ようかと思案。
6-70年代のリオのスラムを描いた作品ということだけど、実際あってもおかしくはない内容。暴力的で薬や銃が乱れ飛ぶ、いわゆるギャング映画の割にはカットも新鮮で、暗闇に浮かぶ監督のユーモアがゾクっとさせるリアリティーを惹き出しちゃっている。
実際にリオに行ったことがあるので、言わせて欲しいけども、この映画は実話が基になっているが、6-70年代の話。それに場所はスラム街。この映画だけでブラジル云々(危険とか恐いとか)はちょっと待って。 確かに、依然としてスラム街は存在していて、銃や殺人といったニュースはかなり多い。でもルールさえ守ればほとんど回避できることで、例えば “夜出歩かない” ことや “スラムに近付かない” こと。一番安心なのは、ブラジル人の友人と同行するか、あるいは他の観光客と一緒に動くといいと思う。 リオは観光客が一杯いるので、あんまり心配はいらないかな?明け方のリオの海岸通り(朝は人が少ない)をブラジル人の友人と、ハンバーガーかじりながらブラブラ歩いても平気だし。ボサノバが産まれた街なので、基本はのんびり。あまり堅く構えてると、あまりの “のんびり” に肝を抜かれるかもしれません。
この映画は結構有名らしいので、検索かけてみると結構引っ掛かってくれた。音楽もイイらしいんだけど、ボリューム下げて見てたから聞こえなかった…。オー、ミステイク。 後半一時間しか見てないけれど、ブラジルの汗臭いとこが出てて、個人的に妙な現実感のまま見てました。ラストのくだりは、手に汗握るというか、目が乾燥するまで閉じれないと言うか、展開が早くて娯楽作品としてもオモロイ一品でした。
リオに関しては、もう一本オススメのDVDがあるんだけど、日本のアマゾンにも検索にも引っかからないんで、またのんびり書きます。